4月になると、すぐにゴールデンウイークが迫り、今度は夏モデルの話題も出始める。1カ月少々待てばハイスペック機種も数多く出る夏モデルから選べるので、とりあえず回線だけ契約し、新モデルが出てくる時期まで、お下がりや安い中古端末でしのぐという手もある。通信と端末の分離が義務化され、今は格安SIMだけでなく、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアでもSIMのみ契約や端末のみ購入ができるようになっている。
もちろん、格安SIM、格安スマホと呼ばれるMVNOで契約、端末購入することも可能だ。特にインターネットイニシアティブが運営しているIIJmioはラインアップが充実している。シェア上位のMVNOはチェックしておいて損はない。
大手キャリアでは、端末を返却することで割賦の支払いが不要になり、実質負担額を抑える端末購入プログラムが提供されている。ドコモの「いつでもカエドキプログラム」、auの「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクの「新トクするサポート」、楽天モバイルの「買い替え超トクプログラム(iPhone)」だ。2年間、あるいは1年間で端末を返却することで、定価の約半額、ときにはそれ以下の価格でスマホを利用できる。
例えば、ソフトバンクのXiaomi 13T Proを新トクするサポートを利用して購入すると、最初の2年間の分割支払い金は月額1000円未満と安いが、3年目以降は約3倍に。25カ月目に端末を返却すると負担額が2万2000円程度で非常に安価に使えることになるが、3年目以降も使うと負担が増す。
車を購入する人にはお馴染みの残価設定ローンと同じシステムで、設定された期間でどんどんスマホを買い換えていくなら非常にお得だ。しかし、3年、4年と使い続けるとお得度は下がっていく。大手キャリアのスマホはメーカー直販よりも価格が高めに設定されているので、4年かけて分割払いを払いきってしまうと、自分のものにはできるが価格的には高くつく。iPhoneがその典型だ(アップルとほぼ同額の価格設定をしている楽天モバイルは除く)。4年以上使うならメーカーの直販サイトで購入した方が安くなることが多いことを覚えておきたい。
最近では金利0円で分割払いが可能になっているメーカー直販サイトもある。例えばアップルは最大36回まで金利0円での分割払いが可能で、24回目に新しいiPhoneに買い替えられるオプションもあるなど、キャリアと同レベルの購入補助プログラムを用意している。サムスン電子やソニーも、やや発売は遅いものの、オープン市場モデル、いわゆるSIMフリースマホを直販サイトで販売している。キャリアで気になるモデルがあったら、メーカーでも販売していないかチェックしてみることをお勧めしたい。
ちなみに、前述したY!mobileのLibero Flipは、ZTEのサイトで「nubia Flip 5G」として紹介されているモデルと、ほぼ同じだ。nubia Flip 5Gの方が価格が1万円ほど高いが、メモリとストレージの容量が多い。
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