アドビは4月10日、同社が制定した「フォントの日」に合わせ、日本語のバリアブルフォント「百千鳥」を発表した。ウェイトを自在に変えられる他、縦・横方向の扁平具合を調整できる。提供時期については別途案内するとしている。
百千鳥は、2021年に登場した源ノ角ゴシックのバリアブルフォント版に続くもので、Extra Lightのような細めのウェイトから、Heavyなどの太めのウェイトまで自在に変えられる他、文字の高さや幅なども調整可能。通常の全角フォントでも偏平にすることはできるが、字体の縦横の線幅が変わってしまうという。百千鳥では偏平を変えても線幅が同じに見えるようデザインされている。
また、既存のフォントは、縦書きで日本語と欧文の高さがあってないケースがあるが、バリアブルフォントでは高さが合うように調整することができる。アドビでは縦横ともに「コンデンス」(長体)だとしている。百千鳥では小鳥のグリフも内蔵されているが、この小鳥もバリアブルに対応しており、アニメーションのように形を変えることができる。
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