韓国Hyundai傘下のBoston Dynamicsは4月17日(現地時間)、二足歩行ロボット「Atlas」の“完全電動版”を発表した。前日には従来の油圧式Atlasの廃止を発表していた。
同社がYouTubeで公開した動画(記事末に転載)では、うつ伏せになったAtlasが足を回転させて立ち上がり、後ろ向きに数歩歩いてから頭部を180度回転させ、胴体も回転させて正面を向く様子を見られる。いずれも人間にはできない動きだ。
Boston Dynamicsは「Atlasは人間のフォームファクターに似ているかもしれないが、人間の可動範囲に制限されずタスクを完了するために最も効率的な方法で動く」と説明する。
Atlasは、四足歩行ロボット「Spot」などに続けて同社が2013年に発表したロボット。階段の昇降やパルクールの動画で話題を呼んできた。
2021年にHyndai傘下に入ったBoston Dynamicsは、親会社の次世代自動車製造技術が新Atlasの試験場になっていると語った。
向こう数カ月、数年をかけて、研究室や工場、そしていずれは一般家庭でAtlasの活躍を示すことになるとしている。
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