めがねレンズ大手のHOYAは4月23日、システム障害で停止していたシステムの多くが復旧したと発表した。一部で受注残に対応するための納期延長はあるものの、「生産活動と供給体制は概ね正常に戻りつつある」という。
システム障害の原因は、害意ある第三者によるサイバー攻撃だった。調査により、犯人がグループの特定サーバにアクセスし、ファイルの一部を窃取したことを確認したという。
窃取されたファイルに個人情報が含まれているかは確認中。外部のデータ分析専門会社に分析を依頼しているという。
HOYAは今月4日、国内外の事業所で第三者による不正アクセスを受け、システム障害が発生したと発表。工場内のシステムや受注システムが停止するなど広範な影響を受けた。また関連会社のセイコーオプティカルプロダクツでも一部のレンズで製造停止や遅延が発生した。
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