イメージセンサーは、APS-Cサイズの約2424万画素でボディ内手ブレ補正搭載を搭載している。シャッターはメカシャッターのみで最高で1/4000秒(F2.8時は1/2500秒まで)。
ISO感度はISO100からISO102400。メカシャッターのみのため、快晴下で開放絞りで撮ろうとすると、露出オーバーになることがままあった。
そのため、GR III/IIIxではNDフィルターを内蔵。それを使ってシャッタースピードを落とすことができる。
そのNDフィルターを外し、代わりにHDFフィルターを搭載した特別モデルが「GR III HDF」と「GR IIIx HDF」だ。
HDFフィルターは「Highlight Diffusion Filter」の略。ハイライト部を拡散させてほわっと柔らかい表現にするのが特徴。Fnボタンに割り当てられており、ボタン1つでオンオフできるのがいい。
GRシリーズは伝統的に(それこそ、デジタル版GRの初代機GR Digitalから)、解像感高いシャープな絵作りを特徴としてきた。
HDFは、描写を柔らかくするフィルターなので、これでシャープでキリッとしたGRっぽい写りを基本としつつ、必要に応じて光を柔らかく描写する写りも得られるというわけなのだ。
その違いがもっとも出るのは夜。分かりやすすぎるレベルで出るので見てほしい。
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