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フルサイズセンサーなのに小型軽量、「LUMIX S9」はSNSユーザーのための“初めてのカメラ”(2/5 ページ)

» 2024年05月24日 16時52分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 大きさが気になるだろうから、発表会の会場で(私物の)α7II Cと並べて撮ってみた。一番近いライバルはZV-E1かと思うが、手元にあったのがα7C IIだったので。

正面から、α7C IIとS9。大きさはほとんど同じだ
斜めから見ると、α7C IIはグリップのぶん、分厚いのが分かる

 α7C IIの方がグリップが飛び出ていたりEVFが付いていたりで体積としては大きくて重いが、全体のサイズ感は同じだ。フルサイズセンサー搭載することや、カメラとしての持ちやすさ扱いやすさを考えるとこのくらいのサイズになるのだろう。

 ただ、S9の方が凹凸がないぶん、よりシンプルで昔ながらのカメラっぽい雰囲気を見せてくれる。そのミニマムなデザインはいい。

 センサーは35mmフルサイズで2420万画素。像面位相差AFに対応している。

 ボディ内手ブレ補正は搭載。

 ただ、メカシャッターはなく、電子シャッターのみだ。

 小型化はしたいが、ユーザー層を考えると手ブレ補正機構は外せない。そこでメカシャッターをはずしたと考えるのがいいだろう。

シルバーモデルのボディ。電子シャッターのみのシンプルな構成だ

 電子シャッターのみだと高速に移動するものを撮影したり流し撮りしたときのローリングシャッター歪みが気になるが、それについてはS5 IIと同等ということである。

 連写性能もS5 IIと同等、プリ連写も可能で、最高で秒30コマまでいける。

 このあたりは、電子シャッターのみのS5 IIと思えばいいかも。

 実はバッテリーもS5 IIと同じ。ボディサイズに対して大きなバッテリーなので持ちも悪くなさそうだ。

 操作系は非常にシンプル。

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