パナソニックが小型軽量フルサイズセンサー機「LUMIX S9」(DC-S9、以下S9)を発表した。一番大きくてゴツいのがS1、小さくて軽いのがS9というわけだ。
実は、そろそろパナソニックが小型軽量系のSシリーズを用意してるんじゃないかと確信したのは、2月の「CP+2024」でのことだった。
パナソニックのSシリーズは、フルサイズミラーレス一眼としてはゴツくて重めのボディという印象で、主力の「LUMIX S5 II」は約740g。だいたい他社の主力モデルは700g弱くらいなのでちょっとゴツいのだ。
でもここ1〜2年で登場したレンズをみると、ボディに似合わないくらい小型軽量レンズが充実しているのだ。2023年3月に登場した14-28mmは約345g、今年2月に登場した100mmマクロは約298gでマクロレンズとは思えない小型軽量で話題になった(関連記事)。28-200mm F4-7.1が約413gと、S5 IIがターゲットならそこまで軽く小さくする必要はないんじゃないか、もしかしたらこれらのレンズに似合うボディがくるんじゃないかと思ったわけである。
それがS9だったのだ。
S9は、S5 IIをベースに思い切って外せるものは外して、超小型にしたミラーレス一眼である。重さはバッテリーやSDカード込みで約486g。
フルサイズミラーレス一眼でS9のような小型軽量ボディを特徴とするカメラはソニーの「ZV-E1」や「α7C II」、そしてシグマの「fp」がある。
重量感としてはZV-E1と同じくらい。α7C IIより軽くて、fpより重いというところだ。
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