米Microsoftが支援する仏Mistral AIは5月29日(現地時間)、同社としては初のコーディング向け生成AIモデル「Codestral」を発表した。
コード生成タスクを明示的に設計されたオープンウェイト(モデルの重みを公開している)の生成AIモデルで、HuggingFaceからダウンロードし、MistralのAPIプラットフォームを通じて利用できる。
Python、Java、C、C++、JavaScript、Bashを含む80以上のプログラミング言語の多様なデータセットでトレーニングされている。また、SwiftやFortranでも「優れた性能を発揮する」という。
3万2000トークンのコンテキストウィンドウを持つ220億パラメータモデル。コード生成の長期評価のRepoBenchでは、競合する米MetaのCode Llama(4000/700億)や中国DeepSeekのDeepSeek Coder(1万6000/330億)と比較して、優れた性能を示している。
オープンウェイトではあるが、Mistral AI Non-Production Licenseでのリリースで、研究やテストの目的では使えるが、商用利用はできない。
Microsoftも出資するAI企業Mistral、オープンソースLLM「Mixtral 8x22B」リリース
楽天グループが大規模言語モデルを公開 Mistralベースの70億パラメータ 商用利用も可能
Microsoftと提携発表のMistral AI、LLM「Large」とAIチャット「Chat」の提供開始
Microsoft、OpenAI競合の仏Mistralと複数年契約 AIモデルをAzure顧客に提供
プログラミング支援AIサービスが主要各社から出そろう 各サービスのまとめ GitHub/AWS/Google/GitLab/JetBrainsCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR