ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ITmedia AI+ AI活用のいまが分かる

Mistral AI、コーディング用生成AIモデル「Codestral」リリース

» 2024年05月30日 13時45分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが支援する仏Mistral AIは5月29日(現地時間)、同社としては初のコーディング向け生成AIモデル「Codestral」を発表した。

 codestral

 コード生成タスクを明示的に設計されたオープンウェイト(モデルの重みを公開している)の生成AIモデルで、HuggingFaceからダウンロードし、MistralのAPIプラットフォームを通じて利用できる。

 Python、Java、C、C++、JavaScript、Bashを含む80以上のプログラミング言語の多様なデータセットでトレーニングされている。また、SwiftやFortranでも「優れた性能を発揮する」という。

 3万2000トークンのコンテキストウィンドウを持つ220億パラメータモデル。コード生成の長期評価のRepoBenchでは、競合する米MetaのCode Llama(4000/700億)や中国DeepSeekのDeepSeek Coder(1万6000/330億)と比較して、優れた性能を示している。

 bench 競合モデルとのベンチマーク比較

 オープンウェイトではあるが、Mistral AI Non-Production Licenseでのリリースで、研究やテストの目的では使えるが、商用利用はできない。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.