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「LUMIX S9」のストックフォト問題は何がいけなかったのか?荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/3 ページ)

» 2024年06月01日 17時10分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 28日には、パナソニックのWebサイトに「LUMIX S9の商品WEBサイトの画像について」という文書が掲載された。

パナソニックのWebサイトに掲載された「LUMIX S9の商品WEBサイトの画像について」

 その前からSNSで話題になっていたこともあり、多くの人の目に止まったのだろう。しまいには一般誌のニュースにまでなり、5月31日に予定されていた「LUMIX S9 ライブ配信」も前日(30日)になって開催中止がアナウンスされた、というのがここまでの経緯だ。

前日になってLUMIX S9 ライブ配信モ中止された

 さらにいろんな人のチェックが入り、LUMIX S9に限らず、他のページでもストックフォトとおぼしき写真が使われていることが発覚している(詳細は別記事を参照)。

 確かに、もはやWebサイトやメディアはストックフォトなくして成り立たない。特にメディアは多く使ってる。コラム的な記事だと、イメージカット的に必ず入ってきて、写真のキャプションに「写真はイメージです」と書いてあったりする。

 ストックフォトのサービスは、フォトグラファーが写真を提供し、ユーザーはオンラインで写真を探し、使いたいものがあったらそれを購入する。そしてフォトグラファーには、売れるたびに利用代金の何割かが支払われる仕組みだ。

 現在は、国際的なものから国内のものまで様々なストックフォトサービスがあり、風景や様々なシチュエーションのみならず、有名人の写真まである。例えば、スティーブ・ジョブズの記事に彼の写真を使いたい、でもその著者やメディアは彼の写真を持ってないとする。でもストックフォトサービスへ行けば、多くの写真があり、指定された料金を払えばその写真を使えるのだ。

 とても便利なサービスだけど、今回の問題はその「ストックフォト」の使い方にある。

 カメラやレンズを紹介するページで使われる写真は、一般に「作例」……つまりその製品を使って撮影したものと捉えるのが普通だ。

 カメラやレンズを紹介するページなのだから、観た人がそう思うのは当然で、どんとでかく写真が載せられているにもかかわらず、「実はその写真、そのカメラで撮ったものじゃないんだ」といわれると「え、じゃあなぜそこにおいたん?」となる。なるよね。カメラの紹介ページなんだから、そのカメラで撮った写真をでかく置いてくれよ、となるよね。

 それをやっちゃったのである。しかも、その気になって調べればすぐ分かっちゃうようなストックフォトで。

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