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Google、ChromeOSをAndroidベースに AI機能拡充へ

» 2024年06月14日 14時26分 公開
[ITmedia]

 米Googleは6月12日(現地時間)、「ChromeOSは間もなくAndroidスタックの大部分をベースに開発され、Google AI、イノベーション、機能をユーザーに迅速に提供できるようになる」と発表した。

 現在のChromeOSは独自のLinuxカーネルを使用しているが、今後はAndroidで使われているLinuxカーネルを採用することになる。これにより、ハードウェアとの互換性やデバイスドライバーの共有が容易になる。

 また、アプリのフレームワークの一部がAndroidのものに置き換わることで、AndroidアプリとChromeOSの統合がよりスムーズになる。(ChromeOSでは2016年からAndroidアプリを利用できている。)

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 特に、「Gemini Nano」でGoogle AIが統合されているAndroidと同じベースを使うことで、これらのAI機能をChromeOSにも迅速に展開できるようになる。

 Googleが「Chromebook Plus」と定義するハイエンドChromebookでは既に「編集マジック」やGemini Nanoが利用可能だが、一般のChromebookでもGoogle AIが使えるようになる可能性がある。

 この取り組みは既に開始されているが、一般ユーザー向けに提供されるまでには「まだしばらくかかる」という。

 Googleは4月、Pixel、Android、Chrome、Googleフォトなどを担ってきたDSPA(Device Solutions Platform Architecture)とP&E(Products & Ecosystems)を統合し、新たなPlatforms & Devicesチームを設立した。

 チームのトップに就任したリック・オステルロー上級副社長は当時、「Androidエコシステム全体でAIイノベーションを加速できることに興奮している」と語った。

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