米Metaは7月2日(現地時間)、テキストから3Dモデルを高速生成するAI技術「Meta 3D Gen」を発表した。
Metaによると、3D Genは従来の3Dモデリング手法と比較して3倍から60倍高速にモデルを生成できるという。また、高解像度のテクスチャと物理ベースレンダリング(PBR)マテリアルを備えており、視覚的に優れたモデルを生成できるとしている。PBRマテリアルを備えることで、3Dオブジェクトの再ライティングが可能になる。
3D Genは、MetaのEmuファミリーのテキスト画像生成モデルをベースに、「Meta 3D AssetGen」と「Meta 3D TextureGen」という2つのコンポーネントで構成されている。前者はテキストプロンプトを受けて約30秒で3Dメッシュ、テクスチャ、PBRマテリアルを生成する。後者は、約20秒でAssetGenが生成したモデルのテクスチャを最適化したり、任意の3Dメッシュに対して新たなテキスト入力でテクスチャを作成する。
リリースの予定については触れていないが、ゲーム開発から工業デザイン、建築まで、さまざまな業界に変革をもたらす可能性があるとしている。
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