「NullBulge」と名乗るグループが先週末、米The Walt Disney Company(以下、Disney)の社内Slackアーカイブのダンプだと主張する1.1テラバイトのデータを公開したと、米Wall Street Journalなどが7月15日(現地時間)に報じた。
NullBulgeはハクティビスト(政治的、社会的、宗教的な主張のためにサイバー攻撃を行う個人あるいはグループ)を自称しており、目的の1つとして、アーティストの権利を保護し、アーティストが作品に対して当然受け取るべき報酬を確実に受け取ることを約束することを掲げている。この件を発表したブログには「誰かを罰するのに、トラブルに巻き込むより良い方法があるだろうか」と書いている。
公開されたデータを検証した専門家は、すべて本物にみえるとしている。データには、従業員の会話や一部の認証情報、多数のURLが含まれているという。
NullBulgeは、Disneyの内部の“協力者”からデータにアクセスしたという。DisneyはWall Street Journalに対し、この件については「調査中」と語った。
AT&T、新たなデータ侵害で“顧客のほぼ全員”の通話記録を盗まれる
英医療機関へのランサムウェア攻撃、交渉決裂で患者データがダークウェブに
ニコニコを襲ったサイバー攻撃の全体像まとめ 動画データは無事か、復旧に1カ月かかる理由は
LINEヤフー、新たに約5.7万件の情報漏えい 23年11月発表の流出は約52万件に拡大Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR