この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「Oracle Exadataをクラウド上のスケーラブルなソフトウェアとした「Exadata Database Service on Exascale Infrastructure」提供開始」(2024年7月16日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Oracleは、これまで専用のハードウェアとソフトウェアで構築していたExadataをクラウド上のスケーラブルなソフトウェアとして実装し、より小規模から大規模までスケーラブルな性能かつ柔軟な価格で提供可能とした新たなデータベースサービス「Exadata Database Service on Exascale Infrastructure」の提供開始を発表しました。
日本でも一週間以内に提供開始となる予定です。
Exadata Database Service on Exascale Infrastructureでは、クラウド上に同社が開発したデータベース向けのインフラである「Exascale」をソフトウェアで実装しており、これが実現のカギとなっています。
これまで専用ハードウェアを用いていたExadataがクラウド上のソフトウェアとなり、数CPUから数千CPUまでのスケーラビリティとマイクロ秒のレイテンシや数百万IOPSの高い性能、柔軟な容量、従量課金を実現するとしています。
これまで専用ハードウェアであるがゆえにExadataの最小構成は4分の1ラック、価格は月額1万800ドルからでしたが、Exadata Database Service on Exascale Infrastructureでは16ECPU(ECPUはOracle Cloud上のコンピュートリソースの単位)からで、価格も月額357ドルからとなります。
これにより、Exadataをこれまで導入しにくかった中小規模の企業にも導入しやすくなるとしています。
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