小学生やその保護者は、ChatGPTなどの生成AIをどう考えているか──ベネッセホールディングスがこんな調査を実施し、7月17日に結果を発表した。保護者に生成AIの認知度を聞いたところ、53%が「知っている」と回答。知っていると答えた人に「子どもに使ってほしいか」と聞いたところ、66%が肯定的な回答をした。
「子どもに使ってほしいか」という質問に対する回答の内訳は、14%が「積極的に使ってほしい」、52%が「少し使ってみてほしい」、20%が「あまり使ってほしくない」、4%が「まったく使ってほしくない」、10%が「分からない」だった。「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」の合計は前年調査に比べ10ポイント増えた。
肯定的に回答した人に理由を聞いたところ、最も多かったのは「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」(35%)。2番目は「子どもが新しい興味に出会えそうだから」(22%)、3番目は「自分で考える力が伸びそうだから」(13%)だった。
逆に、否定的に回答した人に理由を聞いたところ、最も多かったのは「自分で考えなくなりそうだから」(48%)。2番目は「自分で書いて表現することをしなくなりそうだから」(23%)、3番目は「情報の正誤の判断がつかなくなりそうだから」(12%)だった。
子どもに生成AIを知っているか聞いたところ、「知っている」は23%、「聞いたことはあるがどんなものか分からない」は35%、「知らない」は43%だった。前年調査に比べ「知らない」が9ポイント下がっていた。
生成AIを知っている子どもに利用経験などを聞いたところ「よく使っている」は16%、「時々使っている」は28%、「試しに使ってみたことがある」は26%、「全く使ったことがない」は29%だった。
調査は6月24日から26日にかけてネットで実施。小学3年生から6年生の児童と、その保護者1032組にアンケートを取った。
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