ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

Apple、2四半期ぶりの増収増益 iPadとサービスが好調

» 2024年08月02日 07時55分 公開
[ITmedia]

 米Appleは8月1日(現地時間)、第3四半期(4月〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比4.9%増の857億7700万ドル、純利益は7.9%増の214億4800万ドル(1株当たり1ドル40セント)と、2四半期ぶりの増収増益となった。

 売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は845億3000万ドル、純利益は1ドル35セント)を上回った。

 apple 1 業績概要

 ティム・クックCEOは声明文で、売上高は第3四半期としては過去最高だったとし、6月にWWDCで「強力なプライベート生成AIモデルを組み込んだ画期的なパーソナルインテリジェンスシステムであるApple Intelligenceなどを発表できたことを嬉しく思う。これらのツールを皆さんと共有できることを大変楽しみにしてる」と語った。

 セグメント別売上高は、iPhoneは0.9%減、Macは2.4%増、5月に久しぶりに新モデルを発売したiPadは23.7%増、Apple WatchやHome Pod、Apple Vision Proなどを含むWearables, Home and Accessoriesは2.2%減だった。Apple MusicやAppel TV+などを含むサービスは14.1%増と好調だった。

 apple 2 セグメント別売上高

 業績発表後の電話会見でクック氏は「Apple Watchの購入者の3分の2は、この製品を初めて購入する人たちだ」と語った。

 地域別の売上高は中華圏は前期に続けてマイナスだったが、日本は5.7%増、その他アジアは13.5%増と復調した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.