日本オリンピック委員会(JOC)は8月1日、パリ五輪に出場している選手に対するSNSでの誹謗中傷について、「侮辱や脅迫など行きすぎた内容は、警察への通報や法的措置も検討する」との緊急声明を発表した。
JOCは「競技に臨むアスリートが置かれている状況を理解いただき、SNSでの誹謗中傷からアスリートの心身の状態を守りたい」と、声明の意図を説明。
アスリートが緊張の中で調整し、試合に臨んでいることに理解を求めるとともに、対戦相手をリスペクトしていることを挙げ、「リスペクトこそがスポーツの価値をより高めると信じている」と述べる。
その上で、「SNSなどを通じた激励や応援メッセージは、アスリート、監督・コーチへの大きな力となっている」と述べつつ、「心ない誹謗中傷、批判等に心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもある」とし、SNSに投稿する際はマナーを守り、誹謗中傷を拡散しないよう求めている。
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