中日新聞社は8月7日、VRプラットフォーム「VRChat」上で、戦争遺跡の3Dモデルを展示したと発表した。3Dモデルは、中部地方各地の戦争遺跡を現地でスキャンしたもの。それぞれ動画とテキストによる解説もあり、博物館のような感覚で閲覧できる。
今回の展示では、戦争遺跡の3Dモデルを1つのVR空間に集約。例えば、愛知県田原市の渥美半島にある「伊良湖射場」や「岐阜空襲の焼夷弾」「戦災樹木のイチョウ」などを展示する。一部モデルはWebブラウザからでも閲覧できる。
同社は、2022〜23年にかけて中部地方各地の戦争遺跡を取材してきた。一方、各地の戦争遺跡は風化が進んで解体や崩落の危険があることや、戦争体験者が減少していることから、年々取材が難しくなっているという。このため同社の記者は、戦争遺跡をカメラでスキャンして3Dモデル化しているという。
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