窓用エアコンは、窓枠に取り付けられるエアコンのこと。一般的なエアコン(本記事では以下、ルームエアコン)はセパレートタイプと呼ばれるように、室内機と室外機が別体になっているのに対して、窓型エアコンは一体型となっている。このため、取り付けるとき壁に配管の穴を開ける必要がない。また室外機を置く場所がない部屋でも取り付けられる。
窓用エアコンを数多く展開するのが、大手暖房器具メーカーのコロナ。冷房専用モデルに加えて、冷暖房モデルも用意している。
窓用エアコンの最大のメリットは、ルームエアコンが取り付けられない部屋でも、引き違い窓があれば取り付けられる点だ。しかも、ユーザーが自分で取り付け可能。窓に専用の枠を取り付けて、そこにウインドエアコンを固定するだけなので、大人の男性なら1人で作業できる。取り付けにかかる時間は約30分。つまりエアコンの設置工事を待つことなく、購入して持ち帰ればその日のうちに使えるのだ。
コロナのWebサイトでは窓用エアコンの取り付け方を詳しく解説している。動画も用意されており)、購入者による取り付けが推奨されている。
この数年の間に、実際に窓用エアコンを取り付けた数人に話を聞いたところ、全員が大人1人だけで簡単に取り付けられたと語る。
「取り付けは簡単でした。専用の枠を窓枠に固定。その専用枠に本体をカチャとはめるだけで、1人でできました」(ユーザーMさん)
さらにコロナでは別売で「窓枠用アタッチメント」を用意。これまで窓用エアコンの取り付けが強度の関係でできなかった、樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシにも対応したという。
「これまでは、立ち上がり(窓のレールが窓枠から飛び出している部分)のないサッシに設置する場合は窓の額縁に補助金具を直接ねじで固定する必要がありましたが『窓枠用アタッチメント』を使用することで補助金具が不要となり、賃貸住宅などでも取り付けやすくなりました」(コロナ)
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