米OpenAIは8月20日(現地時間)、マルチモーダルAIモデル「GPT-4o」のファインチューニングの提供を開始したと発表した。すべての有料利用レベルのすべての開発者が利用できる。
ファインチューニングとは、LLMに独自のデータを追加で学習させ、新たな知識を持つモデルを作り出す技術。例えば企業独自の内部データを学習させることでLLMをカスタマイズしたりできる。OpenAIのGPT-3.5やGPT-4o miniでは既に可能だ。
ファインチューニングは、Chat-GPTのダッシュボードから開始できる。
ファインチューニングのコストは100万トークン当り25ドルで、推論のコストは100万入力トークン当り3.75ドル、100万出力トークン当り15ドル。
また、OpenAIは9月23日まで1日当り200万のトレーニングトークンを無料で提供中だ。
OpenAIは、ファインチューニング済みモデルの入出力を含むデータの所有権はユーザーにあり、ユーザーがファインチューニングに使ったデータが他のユーザーに渡ったり、他のモデルのトレーニングに使われたりすることはないとしている。
また、モデルの悪用防止のために、階層化された安全性緩和策も実装したという。
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GPT-3.5 Turboがカスタマイズ可能に ファインチューニング機能提供 GPT-4も秋対応Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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