JALは9月11日、国内線で利用しているエアバス「A350-900」など機内通路が2本あるワイドボディ機の搭乗方法を変更すると発表した。東工大との共同研究により、「機内混雑の緩和が見込まれる搭乗方法が明らかになった」という。
例えばボーディングブリッジを使用する場合、これまではファーストクラス・クラスJの乗客は機体前方の入り口、普通席の乗客はその後方にある入り口に振り分けていた。しかし今後は、前方入り口から普通席奥側に座る乗客も搭乗することで後方入り口付近の混雑が緩和されるとしている。
東京工業大学 環境・社会理工学院 大佛俊泰教授と共同研究した。機内に360度カメラを設置して乗客の動きを計測し、得られたデータから独自のシミュレーションモデルを構築。搭乗順序などを変えたシナリオを約1000回試行し、最適な搭乗方法を導き出した。
JALは、乗客のスムーズな搭乗を実現することで「定時制向上などカスタマーエクスペリエンスの最大化に向けて取り組んでいく」としている。
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