シャープは9月26日、外装に木材を使用した空気清浄機「FU-90KK」を発表した。建築家・隈研吾さんの設計事務所がデザインを監修した。価格は55万円。
日本の伝統的な意匠である「簾虫籠」(すむしこ:細い竹材をすだれのように並べたもの)や障子から着想を得た格子状の木材を外装に使用。どの方向から見ても同じ見え方となるようにした。
動作状況を示す表示部は明るさ控えめ。「家具のように様々な上質空間に溶け込む」としている。一般の家庭の他、公共施設や宿泊施設などの需要も想定している。
隈研吾さんは「今回完成したプロダクトを見て、機械っぽさが完全に消えたと自分でもびっくりしました。和の空間はもちろん、そこに在るだけであらゆる空間全体を引き立てる力があると思っています」とコメントを寄せている。
空気清浄機としての能力は40畳(66m2)まで。静電HEPAフィルターや脱臭フィルターを左右それぞれに配置して両側面から吸気する仕組み。独自のプラズマクラスターイオン発生器も備えた。風量は「静音」「中」「強」の3段階で、静音モードでは運転音を20dBに抑えられるという。
外形寸法は374(幅)×374(奥行き)×656(高さ)mm。重量は約14kg。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR