Xは11月3日、ブロック機能のアップデートを開始すると発表した。ポストを公開に設定した場合、自分がブロックした相手からもそのポストを見られるようになる。5日になり、一部日本のXユーザーから「ブロック貫通が始まっている」などの声が相次いでいる。
ポストを非公開に設定した場合、ブロックされた相手はそのポストを見ることはできない。ブロックしたことを相手に知らせる通知も送られないが、相手が自分のプロフィールを見ると、ブロックしていることが示される。
ブロックされたアカウントはリプライやリポスト、いいねなどを行えなくなる他、フォローやダイレクトメッセージの送信、アカウントのリストへの追加、ポストする写真へのタグ付けができなくなる。
これを受け、X上では「ブロックする意味がなくなる」「ネットストーカーなどの犯罪に利用されるのでは。改悪だ」など否定的な意見が相次いでいる。一方「これまでも、ブロックされていない別アカウントから確認したり、ログアウトしたりすればポストを見れた」といった意見もみられる。
Xは、10月17日に今回のブロック機能のアップデートを発表。ブロックした相手に関する有害な情報や個人情報を共有するといった行為がないか確認できるようになり「透明性が向上する」と理由を説明していた。
Xがブロック機能を改修へ ブロックした相手も“公開投稿を見られる”仕様に 時期は「間もなく」
Xのブロック機能や規約の変更後、Blueskyに50万人の新規ユーザー
ブロックした人にも自分の投稿が見られてしまう? Xめぐるマスク氏の投稿に異論噴出 「多くのアカウントが非公開になる」
河野大臣、SNSのブロックについて見解 「誹謗中傷を受け止める必要全くない」 総裁選出馬会見で発言
X(旧Twitter)のイーロン・マスクCTO、「ブロック機能を削除する予定」とポストCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR