米X(旧Twitter)のオーナーでCTO(最高技術責任者)のイーロン・マスク氏は8月19日(土曜日)の午前0時過ぎ(日本時間。同氏は現在日本滞在中)、「DM以外のブロックは機能として削除する予定だ」とポスト(旧ツイート)した。
これは、@teslaownersSVというユーザーの「誰かをブロックしたりミュートしたりする理由はある? みなさんのブロックの理由を教えてください」というポストにリプライしたもの。
マスク氏はこのポストに続けて「意味がない」ともポストした。
さらに「ミュートと、DMのブロックは今後も可能だ」とポストした。
マスク氏は6月にも、ブロック機能を削除することを検討しているように受け取れる投稿をし、物議を醸した。今回も日本のトレンドでは本稿執筆現在「ブロック廃止」がトップになっている。
ブロックとミュートの大きな違いは、ブロックは相手にブロックしたことが分かるが、ミュートは完全ではないが、相手に分からない点だ。一般ユーザーであれば、見たくないユーザーの投稿やリプライを穏便に非表示にできるミュートで十分なことが多い。
ただ、ミュートされてもリプライは可能なので、ミュートではセレブアカウントなどへのリプライを多発して自分のプレゼンスを上げようとする行為を阻止することはできない。
ブロック機能を削除するというマスク氏のポストには、AppleとGoogleの公式アプリストアの規約へのリンク付きで、SNSアプリにはブロック機能が義務付けられていると説明するコミュニティノート(旧Birdwatch)が付いている。マスク氏の「意味がない」はこのコミュニティノートに対する反応とも受け取れる。
マスク氏はこのところ、週末になると爆弾ポストを投稿しがちだ。こうしたポストの中には、今のところ実現していないものもある。
先週は米Metaのマーク・ザッカーバーグ氏との“闘い”をローマで開催するとポストした。その前の週にはザッカーバーグ氏との“闘い”をXで生中継するとポスト。7月28日(金曜日)にはXの本社ビルに巨大なXの看板を設置したことをポストした。7月22日(土曜日)にはTwitterのブランドをXに変更するとツイート(当時)した。
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