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「α1 II」にみる3年半分の進化 高解像とスピードを兼ね備えた新フラグシップ誕生荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

» 2024年11月21日 17時27分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 ボタンやレバーなどの操作系もα9 III準拠で、同じ感覚で操作できる。

C1とC2ボタンやスティックなど操作系は最新のα9 IIIと同等のものになっている

 マウントとグリップの間に新設されたC5ボタンもα9 IIIゆずりだ。

C5ボタンには連写ブーストがデフォルトで割り当てられている。グリップしたとき非常に押しやすい位置だ

 α9 IIIとα1 IIは、併用しても違和感なく使い分けられそうだ(ただし、両方を揃えると200万円コースになるけれども)。

 両者が大きく異なるのはいうまでもなくイメージセンサー。α9 IIIは、約2400万画素のグローバルシャッター方式CMOSセンサーだったのに対し、α1 IIは約5000万画素のローリングシャッター方式積層型CMOSセンサー。

 センサー自体はα1と同じもので、もともと高速読み出しが可能で歪みが非常に少ないセンサーであり、さらに画像処理を進化させて中高感度域のノイズを低減したという。

 α9 IIIに対する強みは「高解像」と、おそらくは高感度時の画もα1 IIの方が画素数が多いにもかかわらず上だろう。

 5000万画素でありながら1秒あたり120回の演算で、秒30コマのAE/AF追従連写が可能だ。RAWでの連写もできる。

 さらに、最新モデルなだけあって「プリ撮影」機能も搭載。

プリ撮影機能を搭載
空手のデモをプリ撮影機能を使って秒30コマで連写(電子シャッターとなる)。最後のヒトコマがわたしがシャッターを切った瞬間となる

 α9 IIIゆずりの機能で素晴らしいのは連写速度ブーストだろう。

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