ITmedia NEWS >
STUDIO PRO

「α1 II」にみる3年半分の進化 高解像とスピードを兼ね備えた新フラグシップ誕生荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)

» 2024年11月21日 17時27分 公開
[荻窪圭ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

FE 28-70mmは1kgを切りながら全域F2.0を達成

 同時に発表された新レンズに「FE 28-70mm F2 GM」がある。

新しく発表されたFE 28-70m F2 GM。ズーム全域でF2を達成

 ズーム全域F2の標準ズームレンズでありながら約918gと1kgを切る質量で、コンパクトながら電子式補正を必要としない光学性能を誇る。しかも近接撮影性能も高く、フォーカス時のブリージングも抑制した。

 こちらもα1 IIと一緒に使うことができたので作例で。

瞳検出+連写で撮影した中の1枚
近接撮影能力が喬久で驚かされた1枚。最大撮影倍率は約0.23倍

価格は前モデルと同等を確保

 価格は、α1 IIのボディのみで約99万円(市場推定価格)。ぎりぎり100万円を切ってきた。初代α1と同じ価格だ。円安やインフレによって価格が上がりがちな中、前モデルと同じ価格に抑えてきたのは評価したい。

 なお、α1 IIの登場にともない、α1は価格を下げての併売となる。

 FE 28-70mm F2 GMは市場推定価格で約50万円。

 発売はどちらも12月13日の予定だ。

 従来のαユーザーへの朗報は、α1 IIに同梱される深型のアイピースカップ「FDA-EP21」。こちらは希望小売価格2750円で販売される。α7Cシリーズを除くα1/α7/α9シリーズで使うことができる。より深くて大きめのアイピースカップを望む人に。

 α1 IIは、冒頭で書いたように、初代α1に3年半分の技術を新技術を盛り込んでバージョンアップしたモデル。ひたすら速さを追求する人はα9 IIIを、総合力ではフラッグシップ機であるα1 IIを、と考えてよさそうだ。

【訂正:2024年11月25日19時00分更新 ※初掲時、「α7R V」とすべき部分が「α1R V」となっておりました。訂正します】

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR