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冷房“つけっぱなし”時に省エネなエアコン、パナソニックが発売 コンプレッサーを刷新

» 2024年12月05日 12時37分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは12月5日、近年の猛暑で冷房を“つけっぱなし”にする家庭が増えたことに着目し、設定温度に達した後に室温をキープしながら消費電力量を削減する機能を備えたエアコン「エオリアXシリーズ」を発表した。2025年1月下旬に発売する。

「エオリアXシリーズ」2025年モデル。冷房で6畳から17畳まで対応する6モデルを用意。価格は全てオープン(出典:パナソニック、以下同)

 

 コンプレッサーの構造を刷新。従来は分離していた「ベーン」と「ピストン」を結合し、圧縮冷媒が漏れにくく、低回転時(低中負荷時)にも安定した運転ができる「エコロータリー コンプレッサー」を開発した。

 これにより、冷房運転時の最小出力を約40%低減。同社のエアコンとしては初めて最小出力を0.3kWまで下げた(9.0kWクラスを除く)。

 パナソニックは「設定温度に到達した後、エアコンは少ないパワーで運転する時間が長い。最小出力を下げることで、設定温度を維持するための運転オン/オフの頻度が抑えられ、温度や湿度の変化を少なくできる。長時間運転でも快適さをキープしながら消費電力量を削減できる」と説明している。

「エコロータリー コンプレッサー」の構造
従来品との比較。最小出力を下げ、運転オン/オフを減らすことで省エネになるという

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