サイゼリヤは12月10日、10月に発表したランサムウェア攻撃の被害を巡り、従業員などの個人情報6万件超が漏えいした可能性があると発表した。
漏えいした可能性があるのは、同社と取引などがある関係者の氏名、住所、メールアドレス、電話番号などの情報2234件と、同社の従業員(元従業員を含む)とその家族の氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレスなど5万8853件。顧客の個人情報は漏えいしていないとしている。
サイゼリヤでは10月5日以降に同社の複数のサーバでシステム障害が発生し、一部のサービスが停止。外部の情報セキュリティ企業に調査を依頼したところ、第三者からランサムウェア攻撃を受けた事実を13日に確認したという。その後16日にはランサムウェア攻撃を受けた旨を公表し、被害規模の調査を進める方針を示していた。
個人情報保護委員会や警察には報告・相談済み。法律事務所にも相談し、法的措置も検討するとしている。現時点では不正利用など二次被害の報告は受けていないとしているが、情報が漏えいした可能性がある人に対しては、不審な連絡に注意するよう呼び掛けている。
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