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“日本型ライドシェア”の実態とは ドライバーに聞く「ぶっちゃけ割に合う仕事?」走るガジェット「Tesla」に乗ってます(1/3 ページ)

» 2025年01月14日 13時00分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

 iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、デジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。


 2024年4月から日本型ライドシェアが始まりました。今回は、東京においてTesla Model 3でライドシェアドライバーとして働いている山野晃弘さんを紹介します。ライドシェアの実際やModel 3での業務の様子などを取材しました。

ライドシェア車両であることが分かるサイン。USB電源で発光する仕組み

 大前提として、最初にお断りしておくことがあります。山野さん自身、副業としてライドシェアに従事していることは事実です。

 しかし、ライドシェアを始めたのには別の目的もあります。山野さんの本業は、ゼップエンターテインメントという環境コンサルタント企業の代表取締役です。あるタクシー会社に太陽光パネルの設置を提案しにいった際、その会社の顧問として参画するように依頼を受けました。

 しかし、山野さん自身タクシー事業や業界に対する知識はありません。そこで、自身でライドシェアドライバーを経験することで、まずは現場の実情を知ろうと考えました。従って、一般的なライドシェアドライバーと異なり、副業として収入を得ること以外の目的もあるということを知っておいてください。

前職は、大手テレビ放送局で番組制作ディレクターとして活躍していた山野晃弘さん。環境コンサルタント以外にも、おむすび専門店を経営するなど多方面で活躍している
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