東映は1月16日、東京の銀座3丁目にある最後の直営映画館「丸の内TOEI」を7月27日に閉館すると発表した。64年10カ月という長い歴史に幕を下ろす。
閉館の理由は、丸の内TOEIが入居する東映本社ビル「東映会館」の再開発だ。東映会館は1960年9月に竣工。当初は「丸の内東映」「丸の内東映パラス」という2つの直営映画館として営業していた。2004年に「丸の内TOEI」に改称した。
東映の吉村文雄社長は、直営映画館について「どの映画会社も自社作品を中心に上映し、各社のカラーが劇場の雰囲気にも色濃く反映されていた。お子様で賑わう春休みと夏休みを除けば、アウトロー的で不良っぽいのが東映の劇場のカラーであったように感じる」と振り返る。「残念ながら最後の直営館である丸の内TOEIを閉館することになったが、皆の記憶に残るような賑やかな終幕を計画している」
丸の内TOEIの閉館プロジェクトとして、春ごろから各種イベントを実施する予定。スクリーンでは東映の名作映画を再上映するという。
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