スーパーマーケットの「ロピア」「ユータカラヤ」を運営するOICグループとロピア社(いずれも神奈川県川崎市)は3月6日、キャッシュレス決済に対応すると発表した。ただし既存の決済手法ではなく、独自アプリを使用する。
これまで商品価格を抑えるためとして現金払いにこだってきたロピアだったが、利用者の利便性や、顧客と「より深くつながっていきたい」という考えから方針転換した。併せて独自のポイントシステム「C(シー)」を導入する。
「アプリ支払い」と呼ぶキャッシュレス決済は、ロピア公式アプリにお金をチャージして店舗で使うプリペイド方式。九州エリアから順次導入を始め、一部を除く全国の店舗が対応する予定だ。
チャージは、アプリに登録した「マイ店舗」がアプリ支払いに対応している場合のみ可能。現金、クレジットカード、銀行口座が利用できる。初回は端末認証が必要だ。
現金をチャージするには、店頭に置かれたチャージ機にアプリが表示したQRコードを読み込ませてから指定した金額をチャージ機に投入する。手数料は掛からない。
一方、クレジットカードや銀行口座の場合はアプリ上で完結するものの、例えば1万円をチャージすると平日110円、土日は220円の手数料がかかる。
いずれのチャージ方法でも、1000円をチャージするごとに100C(100ポイント)を付与する。貯まったCは換金や支払いには使用できない。ロピアは今後、Cと交換できるアイテムや企画を用意する予定で、具体的な内容は後日発表するとしている。付与した「C」が利用できるのは今年の初夏からになる見通し。
【訂正:3月10日17時18分 初出時に「C」をチャージに使えると記載していましたが、誤りでした。おわびして訂正いたします】
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