中国ByteDance傘下の動画アプリ企業TikTokは5月15日(米太平洋時間)、ユーザーのメンタルヘルス改善のための「Meditation in Sleep Hours」(睡眠時間の瞑想)機能を、すべてのユーザーに導入すると発表した。
同社は3月、若者を対象に、夜間はアプリ閲覧をやめてリラックスしてもらうための、新しいアプリ内瞑想機能のテストを開始した。このテストでは十代の若者の98%が瞑想機能をオンにしたままだったという。
この成果を受け、年齢に関係なく、すべてのユーザーにMeditation in Sleep Hours機能を提供することに決定した。18歳未満のユーザーの場合は、この機能はデフォルトでオンになる。
ユーザーが午後10時以降にTikTokを使っていると、「おすすめ」フィードがガイド付きの瞑想エクササイズ動画によって中断され、眠りを促す。それでもTikTokを使い続けると、2回目のリマインダーが全画面に表示される。
成人ユーザーの場合は、スクリーンタイム設定で設定した入眠時間になると瞑想エクササイズ動画が表示される。
トランプ米政権は米国でのTikTokを事実上禁じる法律の適用を6月19日まで延期したが、この日までに同社の米事業が米国企業に売却できない場合、米国での提供は終了することになっている。
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