「米の詐欺サイトが出没中」──国民生活センターは5月20日、そんな注意喚起を行った。4月ごろから、米の価格高騰に便乗した詐欺サイトに関する相談が複数寄せられているという。国民生活センターは詐欺サイトにだまされないように「注文前に、サイトの事業者情報を確認し、チェックすることが大切」としている。
具体的な相談事例として「ネット通販で米を購入したが、注文完了メールが届かないため調べたところ、詐欺サイトだという情報があった」「画像投稿アプリに表示された広告から米を注文したら、購入商品がサングラスとなっている領収書がメールで届いた」などがあったという。
詐欺サイトの可能性が高いWebサイトの特徴として「サイト内の日本語が正しく表記されていない」「価格が通常より不自然に安い」「サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない」「事業者情報をインターネット検索で調べると、無関係の事業者情報など、うその情報が記載されている」「問い合わせ先のメールアドレスがフリーメール」「問い合わせ先の電話番号が通じない」などがある。
国民生活センターは「サイトに載っている事業者の情報を調べ、不審な表示がないか確認するようにしてほしい」と説明。不審な点があるサイトは利用せず、もしトラブルに遭遇した場合には消費生活センターや、クレジットカード会社に連絡するよう促している。
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