AIで生成したキャラクターとのチャットプラットフォーム「Character.AI」を提供する米Character Technologiesは6月2日(現地時間)、キャラクターの画像から動画を生成する「AvatarFX」の無料提供などを発表した。
AvatarFXは、キャラクターのアイコンや写真などの画像を動画化するための技術。5月に発表したものだが、すべてのユーザーが1日当たり5本の動画を生成できるようになった。
ユーザーがアップロードした静止画像をベースに、キャラクターが話したり歌ったり表情を変えたりする動きを自動生成する。
単に静止画を動かすだけでなく、リップシンクも可能という。実写風の人間、2Dや3Dのアニメキャラ、無機物の画像にも対応する。例えばペットの画像からそのペットが話しているような動画も生成できる。
フレーム間の整合性を保つ独自の推論手法を採用しており、比較的長い動画でも自然な動きを維持できるとしている。
Web版はリリース済みで、まもなくモバイルアプリにも対応する見込みという。まずは有料プラン「CAI+」に提供を開始し、すべてのユーザーに順次提供していく。
「Scenes」は、あらかじめ用意された「ストーリーライン」にユーザーのキャラを組み込んで、インタラクティブな物語を生成する機能。まずはモバイルアプリで利用可能になる。
例えば、探偵もの、恋愛ドラマ、ファンタジー冒険などのジャンル別に作られたシナリオに自分のお気に入りキャラを配置し、映画のワンシーンを演じているように会話を進められる。
夏にはクリエイターが独自のシーンを作成して公開できるツールをリリースするとしている。
「Streams」は2体のキャラを対話させ、それを動画で再生する機能。
今週中にWebとモバイルの両方でリリース予定。有料プラン向けに先行公開される。
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