米Metaは6月3日(現地時間)、米Constellation Energyと、イリノイ州のClinton Clean Energy Centerからの原子力エネルギー供給に関して、20年間の電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。
この契約は、Metaのクリーンエネルギー目標と地域における事業運営を、1121メガワットの無排出原子力エネルギーで支援することを目的としているという。
2027年6月から開始されるこの契約の下、イリノイ州の原子力施設において、設備の増強を通じて30メガワットのクリーンエネルギー出力増加をもたらす。
Constellation Energyは、米国の無排出エネルギー生産者大手で、米国内のクリーンエネルギーの約10%を提供している。昨年9月には、同社のスリーマイル島原子力発電所1号機を復活させ、米Microsoftに電力を独占販売する契約を結んだ。
Clinton Clean Energy Centerは、80万戸以上の家庭に電力を供給するのに十分なカーボンフリーの電力を生成している。
Metaは、原子力を含む次世代エネルギー技術への支援を強化しており、新たな原子力プロジェクトに関する提案依頼(RFP)プロセスも継続している。Constellationも、先進原子力炉または小型モジュール炉(SMR)の開発の可能性を評価している。
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