ゆうパックの廃止は検討していない──日本郵便は6月6日、一部報道やSNS上のうわさを否定する声明を発表した。一部報道にあった、点呼未実施事案に関して国土交通省から聴聞の通知を受けたことは事実だと説明。一方、これに伴って「郵便物が配送できなくなる」「日本郵便がゆうパック廃止を検討している」などの事実はないと述べている。
日本郵便を巡っては5日、「日本郵便が配達員に対して飲酒の有無などを確認する点呼を適切に実施していなかった」とNHKなどのメディアが報道。これにより、国交省は日本郵便に対して、運送事業の許可の取消処分を行う方針を通知したという。このため日本郵便は、約2500台の車両を配送に利用できなくなるなどと報じられていた。
これを受け、一部のメディアやSNSなどからは、郵便物の配達やゆうパックへの影響を懸念する意見が上がっていた。そんな中、日本郵便は「郵便物および荷物(ゆうパックなど)のサービスは、引き続き提供していく」と発表。「利用者に迷惑を掛けることのないようあらゆる手段を講じ、預かった郵便物や荷物をしっかりと届けていく」と続けた。
「弊社の一般貨物自動車運送事業の許可取り消しに関する聴聞の実施について、通知を受領したことは事実で、物流に携わる事業者として、このたびの事案を大変重く受け止めている。全社をあげて、点呼実施の徹底など再発防止に取り組み、信頼回復に向けて全力を尽くす所存だ」(日本郵便)
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