ピクシブ(東京都渋谷区)は6月9日、ファンコミュニティーサイト「pixivFANBOX」で、成人向けコンテンツを投稿するクリエイターのサービス手数料を引き上げると発表した。9月1日をもって、現行の10%から12.9%に改定する。
これまでのサービス手数料は、投稿するコンテンツの種類を問わず、ファンからの支援額の10%としていた。成人向けコンテンツを投稿しないクリエイター向けの手数料は、今後も10%に据え置く。
ピクシブは今回の改定について「クレジットカード会社や決済代行事業者からの要請により、特にR-18コンテンツに対する審査コストが年々増加している」と説明。現行の手数料ではサービスの継続が難しいとして、引き上げに踏み切る。
増収分はコンテンツ審査の厳格化に対応するため、審査体制やシステムの強化、専門スタッフの追加などに活用するとしている。
pixivFANBOXは、クリエイターが月額制で自身のファンコミュニティーを作成・運営できるプラットフォーム。ファンはクリエイターに対し、定期的かつ直接的な金銭的支援を行うことができ、クリエイターはイラストや文章、音声、動画といった作品を支援者限定で公開できる。作品に成人向けコンテンツが含まれる場合は、設定画面で「R-18コンテンツを投稿する」を選択しておく必要がある。
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