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東京工科大学、「Blackwell」世代AIスパコン導入へ、私大初

» 2025年06月12日 11時30分 公開
[ITmedia]

東京工科大学(東京都八王子市)は6月11日、米NVIDIAの最新GPUアーキテクチャ「Blackwell」を採用したAIスーパーコンピュータを導入すると発表した。私立大学としては国内初の導入例で、2025年10月の稼働開始を予定している。

 NVIDIAの統合型AIプラットフォーム「DGX B200」システム12台を、同じくNVIDIAの高速ネットワーク「Quantum InfiniBand」で接続し、「DGX BasePOD」のリファーレンスアーキテクチャに基づくスパコンを設計する。AIによる学習理論性能(FP8)は、0.9E(エクサ)FLOPS(1秒間に90京回の計算)に達する見込みという。

photo NVIDIA DGX B200(NVIDIA公式Webサイトより引用)

 導入先は、同大学が「AI大学」構想の中核拠点として4月に開設した「AIテクノロジーセンター」。AI活用人材の育成プログラムや、学内専用の大規模言語モデル(LLM)の構築、AI倫理・ガバナンスにかかわる教育やデジタルツインの構築など、教育・研究の両面で活用する方針だ。

 NVIDIAと東京工科大学は2023年に学術交流連携を締結。NVIDIA社員のサポートによる学生向けプログラムなどを展開している。

photo 同大学の学生が制作するAIデジタルヒューマン“KIANA”(左)、学生を指導する同大学の生野壮一郎教授(右)(東京工科大学のニュースリリースより引用、以下同)
photo 医療用AIの病気診断について、東京工科大学のXAI「AIME」が推論根拠を赤く表示する様子

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