国土交通省は6月17日、オートマチック(AT)車に、ペダル踏み間違い時に加速を抑制する技術を搭載することを義務付けると発表した。2028年9月以降の新型AT車が対象。輸入車は2029年9月から適用する。
ペダル踏み間違い時加速抑制装置は、ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えた際の急発進を抑制し、事故を防止する安全技術。
高齢者による踏み間違い事故の増加を受け、日本が主導して開発した技術で、2024年11月に「国連自動車基準調和世界フォーラム」で国際基準として合意された。
同省は「道路運送車両の保安基準等」を改正し、国際基準に適合する装置の搭載を、AT車に義務づける。
現在も多くの自動車メーカーが同様の安全装置を自主的に搭載しているが、法的義務化によりさらに普及が進む。同省では、この措置によりペダル踏み間違いによる事故の削減を期待するしている。
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