ライカカメラジャパンは6月27日、世界初の量産型35mm判カメラ「ライカI」の誕生100周年を記念した特別モデルとして、「ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”」を発表した(価格は未発表)。全世界101台限定で製造し、2026年春に一部のライカストア限定で販売する予定。
ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”は、ライカM11をベースに、1925年の初代「ライカI」をオマージュしたライカM11-Dの、特別限定モデル。真ちゅう製のトップカバーや黒のラッカー仕上げ、赤い「Leica」のロゴをあえて省いた外装などで、初代の意匠を再現した。アクセサリーシューには、「No 000」から「No 100」までの番号を刻印している。
101台のうち、M型ライカとして通算100万台目となる製品に「No 000」の番号を付与。初代「ライカI #126」とともにドイツ・ウェッツラーにあるライカの展示施設「Leica Welt」に展示する。
セットには、ライカIのレンズ(当時は一体型)を再解釈した「Leitz Anastigmat-M f3.5/50mm」と、現代の代表的な標準レンズ「ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」の2本を同梱。いずれも記念モデル専用の仕上げを施している。
あわせて同社は、デジタルコンパクトカメラ「ライカD-LUX8」(31万9000円)、ハイブリッドインスタントカメラ「ライカ ゾフォート2」(7万9200円)についても “100 YEARS OF LEICA”を冠した記念モデルを発表した。いずれも「100」のロゴをあしらうといった、特別な意匠をほどこしている。
「ライカI」の100年の歴史をまとめた写真集として「100 Leica Stories」も刊行する(価格は未発表)。象徴的な作品や技術的な節目、開発の舞台裏などを、100のストーリーで紹介する内容だという。
ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”は26年春に発売予定。D-LUX8とゾフォート2は7月5日、ライカ トリノビット 10x40と「100 Leica Stories」は7月中に順次販売する。
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