オーストラリアの航空会社Qantas Airways(以下、カンタス航空)は7月2日(現地時間)、サイバー攻撃を受け、顧客データの一部が漏えいしたと発表した。カンタス航空は国内線と国際線を運行しており、従業員は約2万4000人。
攻撃者は顧客データを含むサードパーティのプラットフォームにアクセスしたとしている。
攻撃は阻止したが、“相当な”量のデータが盗まれたとみられるとしている。この侵害は、カンタス航空のコールセンターが標的となり、攻撃者はコールセンター経由でサードパーティの顧客サービスプラットフォームにアクセスしたという。
このプラットフォームには600万人の顧客データが登録されている。どの程度のデータが漏えいしたのかは現在調査中。
初期調査では、顧客の氏名、メールアドレス、電話番号、生年月日、マイレージ会員番号が含まれていることが確認されたという。
クレジットカード番号や個人の金融情報は漏えいしておらず、マイレージアカウントのパスワード、PIN、ログイン情報も影響を受けていないとしている。
同社は侵害検知後、政府機関に通報し、サイバーセキュリティ専門家と連携している。最新情報はサポートページで提供していく。
“手薄な中小企業”へのサイバー攻撃、増加傾向か 都内企業2000社に調査
IIJ不正アクセス、原因は「Active! mail」の脆弱性を悪用したゼロデイ攻撃 586契約で漏えい判明
“願い”と化す「情報漏えいの事実は確認されておりません」 問われる「サイバー攻撃を受けました」発表の質
KADOKAWAサイバー攻撃、流出個人情報は25万人分 ニコニコユーザーは無事 端緒は従業員アカウントの漏えいCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR