フリーの動画編集ソフト「AviUtl」が7月7日、6年ぶりの新バージョンとなる「AviUtl ExEdit2」(以下、AviUtl2)を公開した。新たに64bit環境に対応し、再設計したテスト版として配布している。SNSでは「神か」「64bit対応はありがたい」といった投稿が相次いでおり、翌8日にはX(旧Twitter)で「AviUtl2」がトレンド2位に浮上するなど、話題を呼んでいる。
AviUtlは、KENくんさんが1997年に公開したWindows向けのフリーソフト。AVI形式の動画にフィルターをかけるツールとして登場し、編集機能を追加するプラグインを導入することで複雑な動画編集にも対応できる拡張性の高さから、当時の動画クリエイターに歓迎された。2019年10月に公開したバージョン1.10以降、6年間更新していなかった。
今回公開したAviUtl2は、従来のAviUtilと拡張編集プラグインを統合し、ゼロから再設計した構成となっている。対応OSはWindows 10(64bit)以降。DirectX 11.3以上に対応したGPUと、AVX2に対応したCPUが必要となる。
ダウンロードページでは、3種類のファイルを公開」。通常版(aviutl2beta1.zip)、インストーラー版(AviUtl2beta1_setup.exe)、開発者向けのSDK(aviutl2_sdk.zip)で、用途に応じて選ぶことができる。KENくんさんは「まだ実装が足りなかったり設計の違いから互換できない部分もありますが、基本的な編集はできるかなと思います」と記している。
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