ゲーム開発企業に務めるエンジニアは、どんなパブリッククラウドを使っているのか──クラウド活用支援などを手掛けるクラウドエース(東京都千代田区)は7月9日、ゲーム企業のエンジニア102人を対象に実施した、こんな調査結果を発表した。
現在利用しているパブリッククラウドで最も多かったのは「AWS」で、50.0%に上った。次いで「Google Cloud」(46.1%)、「Microsoft Azure」(40.2%)が挙がり、いずれも4割超の企業で利用されていた。
4番目は「Oracle Cloud Infrastructure」(16.0%)、5番目は「Alibaba Cloud」(15.0%)、6番目は「IBM Cloud」(14.0%)と「Tencent Cloud」(14.0%)だった。いわゆる“3大クラウド”が拮抗している背景について、クラウドエースは「単なるリソース調達にとどまらず、データ活用や開発効率を見据えたインフラ選定が行われている」と分析している。
同社はゲーム開発における技術課題や、それを解決するために必要だと思うクラウドの機能や特性も聞いた。技術課題では「急激なトラフィック増加への対応」(47.3%)が最も多く、「コスト最適化」(35.2%)、「大規模データの効率的な処理と分析」(34.1%)が続いた。
重視するクラウドの機能・特性は、「自動スケーリング機能の柔軟性」(48.8%)が最多に。「グローバルネットワークの品質と到達性」(45.3%)、「リソース使用状況の可視化とコスト管理ツール」(40.7%)が続いた。
調査は6月6〜9日にインターネット上で実施した。
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