ゲーム開発企業に務めるエンジニアは、どれくらい生成AIを使っているのか──クラウド活用支援などを手掛けるクラウドエース(東京都千代田区)は7月9日、ゲーム企業のエンジニア102人を対象に実施した、こんな調査結果を発表した。「利用している」と答えたのは77.0%だった。
「利用していない」と答えたのは18.0%。残りの5%は「分からない」「答えられない」と回答した。
生成AIを使っている人に用途を聞いたところ、最も多かったのは「コード生成・プログラミング支援」で、51.9%に上った。次点は「キャラクターやシナリオの構想・アイデア出し」(41.6%)で、「アセットの生成」(37.7%)、「音楽・サウンド生成」(31.2%)が続いた。クラウドエースは「単なる作業効率化だけでなく、クリエイティブな領域においてもAIが重要な役割を担いはじめている」と分析している。
生成AI活用における課題を聞いたところ、「生成結果の精度や品質の不安定さ」(51.9%)が最多に。以降は「社内ルールやガイドラインの未整備」「セキュリティやプライバシーへの懸念」(いずれも41.6%)、「高度なAIモデル実行のためのインフラコスト」(32.5%)が続いた。自由回答では、著作権やIP(知的財産)に関する懸念も多く寄せられたという。
調査は6月6〜9日にインターネット上で実施した。
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