米Valveは7月16日までに、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」のコンテンツガイドラインを更新し、決済処理業者やクレジットカードネットワーク、ISPのルールや基準に違反するゲームを禁止する新ルールを追加した。
これに伴い、近親相姦や不同意性交などを扱った多数の成人向けゲームがSteamストアから削除されたと報じられている。
開発者向けドキュメントの「Steamで公開すべきではないもの」の新項目として「決済代行業者、関連するカードネットワーク、銀行、インターネットプロバイダーが定める規則や基準に抵触する可能性のあるコンテンツ」が追加された。「特に、特定の種類の成人向けコンテンツ」とも明記されている。
この新ルールに基づき一部の成人向けゲームが削除されたようで、その数は数百にのぼるという報告もある。今回の措置について、Valveは公式な声明を発表していない。
国内でも、決済事業者の意向により、コンテンツプラットフォームでの一部のコンテンツが削除されたり、決済が停止されたりする事例が相次いでいる。
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