ダイキンは8月6日、100%子会社のダイキンアプライドアメリカズを通してAIデータセンターの冷却システムを提供する米Dynamic Data Centers Solutions(以下、DDCS)を買収すると発表した。「ダイキンがAIデータセンターでのソリューションに本格参入し、事業拡大の新たな道を拓く」としている。
ダイキンは今後、北米市場を皮切りにグローバルな事業展開を加速する考え。8月下旬に買収を完了し、改めて買収の狙いや今後の展開など詳細を発表するとしている。
DDCSは、米国カリフォルニア州サンディエゴに本拠を置き、AI対応サーバーラック冷却機器の提供から保守メンテナンスまでを提供。独自の設備マネジメントシステムは、運転データを学習して制御を最適化し省エネにつなげている。同社のキース・マークリーCEOは「ダイキンのリソースを使って事業地域を迅速に拡張できる。これはゲームチェンジャーだ」としている。
データセンターは、AIの登場によりって従来のデータ保存や処理からAIの学習や推論を支えるインフラへと変化しつつある。ダイキンは「今後、多くの企業がAIを業務やサービスに組み込むため、汎用の推論型AIデータセンターを都市部に置く動きが進む」と予測。限られたスペースで効率的な冷却を行うシステムの需要が高まるとみている。
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