情報処理推進機構(IPA)は8月12日、国家試験「応用情報技術者試験」(AP)などをペーパー方式から、CBT方式(PCを使って行う試験)に移行すると発表した。適用時期は2026年度から予定し、詳しい日時は後日発表する。これに伴い、春期・秋期の年2回の実施としていた試験時期も変更する。
APの他にCBTへ移行するのは、高度試験である「ITストラテジスト試験」「システムアーキテクト試験」「プロジェクトマネージャ試験」「ネットワークスペシャリスト試験」「データベーススペシャリスト試験」「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」「ITサービスマネージャ試験」「システム監査技術者試験」と、サイバーセキュリティ分野の国家試験「情報処理安全確保支援士試験」の全10種。
CBTへの移行に伴い、これまで4月と10月の2回のみだった試験実施時期も変え、一定期間内に複数日で試験を実施する形に。試験会場は全国に設けて、場所や日時は各自の都合で選べるようになる。試験時間も変更はなく、試験の間には10分間の休憩時間を挟む。
また受験日時を自由に選べるようになるため、科目名も変更に。「午前試験」は「科目A試験」に、「午前I試験」と「午前II試験」はそれぞれ「科目A-1試験」と「科目A-2試験」に名称が変わる。従来の免除制度については変わりなく、それぞれ名称を変えた科目A-1試験と科目A-2試験で有効となる。
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