GPUクラウド事業を手掛けるハイレゾ(東京都新宿区)は8月22日、廃校を転用したデータセンターを佐賀県玄海町に開設したと発表した。既存施設を改装して使うことで建設費や工期を抑え、低廉なサービス提供につなげるという。
付近に原発があり、電気料金が安いことなどを理由に、2015年に廃校になった旧有徳小学校の校舎を転用。校舎の後ろ側にある山から比較的冷えた空気を取り込み、暖気を校庭に排出する空冷システムなどを整備し、米NVIDIAのGPU「RTX A4000」を120台導入した。データセンターとしての床面積は約2089m2。
同社はAI需要を見込み、今後も廃校を転用したGPUクラウド用データセンターを増やす計画。直近では、26年をめどに香川県綾川町でも廃校を転用したデータセンターの開設を予定している。
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