KDDIと沖縄セルラーは8月28日、衛星とスマートフォンを直接つなぐ通信サービス「au Starlink Direct」で、特定のアプリが使える衛星データ通信の提供を始めたと発表した。同社によれば、世界初だという。これまで対応していたメッセージ送受信に加え、GoogleマップやXなど、19のアプリが圏外でも利用可能となった。
同社はau Starlink Directの提供を4月10日に開始していたが、これまではSMSや緊急速報などのメッセージ通信のみで利用可能だった。今回の対応により、GoogleマップやSNS「X」、気象アプリ「ウェザーニュース」、防災情報アプリ「特務機関NERV防災」、登山情報アプリ「YAMAP」など、19種類のAndroidアプリで通信が可能になる。
対象端末はまず「Google Pixel 10」シリーズと「Galaxy Z Fold7/Flip7」で、順次拡大を予定している。
今後はアプリ開発者向けに、au Starlink Directへの最適化に必要な情報を案内するサポートサイトを開設し、対応アプリを広げていく方針だ。同社は「引き続き、『空が見えれば、どこでもつながる』体験を提供していく」とアピールしている。
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