米Appleは9月9日(現地時間)、「Apple Watch Series 11」を発表した。ヘルスケア機能の強化、バッテリー駆動時間の延長、カバーガラスの耐久性向上、5G通信機能を内蔵する。同日より予約を開始し、9月19日に発売予定。価格は6万4800円から。
Apple Watch Series 10の筐体デザインを継承し、4コアNeural Engineを搭載した「S11」チップ、64GBストレージを搭載する。バッテリー稼働時間は最大24時間で、15分の充電で最大8時間駆動できる高速充電をサポート。そのほか、セルラーモデルは5G通信に対応する。
Series 11のアルミニウムモデルには、従来比2倍の耐擦傷性能を備えたカバーガラスを採用。Ion-X(イオン交換強化)ガラスに物理蒸着プロセスによる、Apple独自のセラミックコーティングを施した。チタニウムモデルは引き続き、サファイア前面クリスタルをディスプレイに採用する。
OSはwatchOS 26を搭載し、「Liquid Glass」デザイン言語を採用する。Apple Intelligenceを活用した「Workout Buddy」機能、手首フリックのジェスチャー機能を追加した。新しい文字盤「フロー」と「イグザクトグラフ」も加わる。
新機能として「睡眠スコア」を搭載した。睡眠時間の長さ、中断の有無、就寝時間の規則性から睡眠の質を評価し数値で表示する。この機能は、iOS 26を搭載したiPhone以降とのペアリングが必要となる。
「高血圧通知機能」にも対応する。Appleは、FDA(アメリカ食品医薬品局)をはじめとする規制当局からまもなく承認される見込みで、今月中に米国とEUを含む150以上の国と地域で利用可能になるとしていが、日本の発表には記載がなく、国内で利用できるのは当面先になりそうだ。
なお、高血圧通知機能はwatchOS 26を搭載したApple Watch Series 9以降、およびApple Watch Ultra 2以降のモデルでも利用できるという。
ケースサイズは42mmと46mmの2種類を用意する。カラーバリエーションはアルミニウムケースでジェットブラック、ローズゴールド、シルバー、新色のスペースグレイの4色。チタニウムケースはナチュラル、ゴールド、スレートの3色で、鏡面仕上げで提供する。「Apple Watch Hermes」は42mmと46mmサイズで、シルバーチタニウムを用意する。
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