東急電鉄の車両側面に、スプレーを吹き付けたような“白いジグザグ模様”が浮かび上がっている――「何これ落書き?」という文言と共に投稿された写真が9月8日、X上で話題を呼んだ。
この投稿は10日午後3時時点で2000件超のいいねを集めたが、さらに拡散されたのが、「駅員に理由を聞いた」とする、別のユーザーの引用ポストだ。このユーザーによれば、「車体がピカピカすぎてホームのセンサーが感知できず、エラーを起こす」という事態を防ぐため、あえて模様をつけて感知しやすくしているらしい」という。ポストは7万6000件を超える「いいね」を集め、「デザインって難しい」「他にやり方はなかったのか」といった驚きの声も上がっていた。
投稿されている写真を見ると、確かに落書きにしては等間隔に描かれているように見えるこの模様。一連の投稿は本当なのか。
ITmedia NEWSが東急電鉄に確認したところ、模様は落書きではなく、同社の正式な施工だった。模様の正体は「ホームドアの車両検知センサーがより車体を検知しやすくなるように、車体表面に塗布したスプレーの跡」とのことで、一連の投稿は事実だったようだ。本来はここまで目立たない想定だったが、該当の車両では「スプレーの跡が残ってしまい、このように浮き上がる形となった」という。
施工は大井町線の各駅停車用6020系を対象に、9月上旬から行っているもの。今後も同形式の編成に対し、順次施工を進める方針だが、東急は「スプレー跡が極力目立たないよう留意する」とコメントしている。
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